本が好き。

とりわけ、お仕事小説が好きです。

わたし、定時で帰ります。HYPER

 

わたし、定時で帰ります。―ハイパー―

わたし、定時で帰ります。―ハイパー―

 

 ザ・お仕事小説!

記事は書いてませんが、こちら↓の続編です。

 

 

わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

 

 

どんな時でも定時で帰る東山結衣。

そんな彼女も入社11年目となり、とうとう管理職になります。

入社時は定時で帰る姿を周囲から白い目で見られていた結衣ですが、社長がホワイトな企業を目指しているため、管理職になっても定時で帰るよう命じられます。

しかし、超絶ブラックな取引先候補や手強い新人たちに囲まれ、定時で帰ることはおろか、全てを投げ出したい一心で海外へ逃亡することに・・・。

 

 

最初に読んだとき、取引先候補の社員の区別や内容の理解が追い付いていなかったので、読み終わってすぐにまた最初から読み直しました。

取引先候補のパワハラやセクハラの様子や、それに耐える結衣や晃太郎(結衣の上司で元婚約者)の姿、理解の無い両親など、読んでいて気が重くなる場面が多かったです。

割と最後の方まで救いが無い感じだったので、「解決するのかな?大丈夫??」とハラハラしながら読みました。

 

結衣を慕う入社2年目の来栖くんが可愛くて、結衣とくっつくといいな~と思ってたんですけど、そうはいかなかったですね。残念。。

晃太郎は強い。たしかに敵わないわ・・・。

 

 

企業の在り方、会社員(特に上司として)の在り方について考えさせられる、とても良い内容でした。

また続編が出るといいな!