ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ~扉子と空白の時~
とても久しぶりのブログ・・・。
コロナ自粛、長い梅雨、記録的な猛暑を経て、あっという間に9月です。
前回の投稿で「早く図書館が開いてほしい」と書きましたが、5月中旬くらいに開館しました。
金銭的にあまりたくさん本を買えないので、図書館があることの有難さを今回改めて感じました・・・。
ブログは書いてませんでしたが、4月~8月の間で60冊くらい読みました(手持ちノートに読んだ作品は記録している)。
ブログ再開一発目は、ビブリアシリーズの新刊です。
前作はこちら↓
前作では栞子さんの娘・扉子はまだ幼かったですが、今作では高校生になっています。
といっても、高校生の扉子が出てくる場面は最初と最後のみですが。
母ゆずりの本好きは健在で、今作では扉子自身も古書にまつわる謎を解くという、新たな「扉」を開けるきっかけとなりそうなエピソードが収録されています。
私は推理小説はほとんど読んでこなかったので、横溝正史とは・・・?という感じだったのですが、探偵「金田一耕助」の生みの親なんですね。
栞子さんの夫・大輔くんが書く「ビブリア古書堂の事件手帖」の記録によれば、「雪割草」にまつわる事件は、『あの栞子さんが完全には解決することができなかった事件』とあります。
第一話の「雪割草Ⅰ」は、上記のとおり、栞子さんや大輔くんにとって不完全燃焼といった形で終わってしまったエピソード。
そして第三話「雪割草Ⅱ」では、9年の時を経て、この不完全に終わってしまっていた事件と改めて向かい合うことになります。
「雪割草」は、本格推理小説で有名な横溝正史が自身や家族の生活のために書いた「家族小説」なんだそうです。
今回のビブリア作品を読んで、「雪割草」を読んでみたくなったので、今度探してこようと思います。
栞子さんと大輔くんは、相変わらずラブラブですね!笑
個人的には栞子さんの妹・文香がどんな大人になったのかが気になります。
扉子シリーズの中で出てきてくれないかな~。